手作りマスクの作り方とその存在意義を神澤先生が解説

生活

新型コロナウイルスの流行を機に、かつてないほど世界的なマスク不足が起きています。
都市部と地方で在庫状況に格差はあるものの、一部の人が買占めをしそれを転売するなどの好ましくない構図も見られ、本当に欲しい人のところに適正価格で届くということも難しくなっているのです。
しかしそのような状況で脚光を浴びているのが、手作りマスクの存在です。
多少の手間は掛かりますが意外と簡単にオシャレなものを作ることができ、材料さえあれば量産できる点も価値があるでしょう。

参考:神澤光朗の人となり、まとめてみました。

 

用意すべき材料

では一体どのようにして作ればいいのか、今回は注意点などと併せてご紹介します。
まず用意すべき材料は、次の4点です。
薄手の布とガーゼ、ゴムとミシン糸、これだけあればもう作れてしまいます。
布はある程度の好みを優先させても構いませんが、ガーゼは必ず用意するようにしてください。
ウイルスや細菌を通さないためには、布だけでは機能しません。
ガーゼは業務用のもので安く購入することもできますし、布と一体化したガーゼ生地の素材もあります。
本来の機能性を損なわないよう、材料は漏れなく用意することがおすすめです。
次にミシンや手縫い針、アイロンやハサミなどの道具類も用意してください。
ミシンがあれば最適ですが、手縫いでもあまり器用さを求められず比較的簡単にできます。
小学校の家庭科の授業で習う程度のものですし、そこまで身構える必要はありません。
それらが揃ったら、いよいよ製作に入ります。

 

具体的な作り方の流れ

最初に布とガーゼの水通しという作業を行い、マスクの縮み予防をしておきます。
何度も洗って使う前提で作りますから、数回の洗濯で縮まれては困るのです。
やり方は至ってシンプルで、水をたっぷり入れたボウルなどに布とガーゼを畳んで入れるだけで構いません。
1時間前後浸しておいたら手で挟むようにして水気を取り、直射日光を避けて日陰に干します。
最後にアイロンを簡単にかけると、水通しの完了となります。
注意点は水気を取るときで、雑巾を絞るようにすると布やガーゼが歪んでキレイに作れなくなります。
アイロンをかける際も丁寧に縦と横のラインに走らせ、斜め方向へ当てるのは避けてください。
これを守れていれば、洗濯に強い生地が完成します。

 

型紙のダウンロード

この次に行うのが、型紙のダウンロードです。
インターネット上からマスクの型紙を印刷し、サイズ感や縫う場所を把握します。
ダウンロードは無料で様々なサイトからでき、大人用や女性用などタイプ別に分かれて用意されているのも嬉しいところです。
勘で作ってみてもいいのですが、仮に不恰好な形になれば外出先には持ち出しにくいですし、プライベート空間でのみ使うよう割り切っておくといいでしょう。
型紙を用意できれば、布とガーゼをそのサイズ通りに断裁します。
ポイントは生地を半分に折った状態で2枚重ねのようにし、断裁をすることです。
更に裏地のカットラインの部分でも型紙を折り、もう2組分断裁をしてください。
生地の表地と裏地をそれぞれ中表で重ねたら、いよいよミシンの登場です。
このときにそれぞれがずれてしまわないよう、マチ針を使って等間隔に留めておくのもいいかもしれません。
端から見て1cmほど内側の部分を、ぐるっと縫っていってください。
縫い終わったら、縫い目を切らないように1cm間隔で切り込みを入れます。
表地も裏地も同じようにやっていき、都度アイロンで押し当てて切り込み部分をハッキリとさせましょう。

 

生地同士を重ねて仕上げに入る

それが終われば生地同士を重ねて、いよいよ仕上げの段階に入ります。
内側が表に来るように表地と裏地を重ね、端から端まで縫っていきます。
このときにもマチ針が大活躍しますので、中心線と両端に2本ずつくらい使用すると効率が良くなるはずです。
上下を縫うと筒状になりますので、筒状になった生地を優しく裏返したら見慣れた形が完成していることが判ります。
再度上からアイロンをかけ、最後にゴムを縫い付けましょう。
ゴムを付ける部分は縫い代2度折り返し、その内側にゴムを入れ込んで縫い付けます。
両方バランス良く縫い付けたら、軽く引っ張ってみて強度の確認をしてください。
大丈夫そうなら、これで完成となります。
水通しの時間を考慮しなければ、早い人で15分くらいしか掛かりません。
しかも慣れてくれば短時間で量産でき、好きな柄で自分に合った大きさのマスクを作れるということです。
追加でガーゼにアロマオイルを使えば、良い香りのするものを作ることまで可能です。
市販のタイプでそういう商品を買おうとすればかなり値が張りますから、コスト面でも相当優秀なことが判ります。

 

まとめ

手作りマスクを作ることで、買占めなどによる在庫不足にも対応できるだけでなく、他の人に市販のものを譲るという考え方もできるでしょう。
これからもまだまだ需要が高まっていくであろう中で、自分で作れるというのは強みでしかありません。
是非愛着のあるお気に入りの生地を用意し、オシャレアイテムとしても使ってみてください。
 

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