▶️離婚の際の弁護士費用について
離婚を優位にすすめるためにも、弁護士の依頼を考える人は多いものです。
しかし弁護士に依頼する際に一番心配に感じるものが費用と言えます。
弁護士にかかる費用は高いイメージがありますが、費用を抑えて依頼する方法も存在します。
弁護士にかかる費用として必要なものは、相談料と成功報酬、着手金と日当や実費の4種類です。
相談料については、離婚について相談をする際に必要な費用となります。
相談料の相場は1時間5000円から1万円ほどが相場となっていますが、近年では無料相談を受け付けている事務所も見られます。
無料相談を行ったからと言って必ずしも依頼しなければならないというけではないので、気軽に相談してみるのもよいでしょう。
▶️着手金、成功報酬について
着手金については、実際に依頼をするとなった時に支払う費用です。
依頼した結果が自分の思う通りにならなかったとしての必ず支払わなければなりません。
そのため結果が思うようにいかなかったり、途中で依頼をやめたりした際にお金を返してもらうことはできません。
内容や手続きによっても金額が異なるため、事前に確認するようにしましょう。
成功報酬は問題が解決した際に支払う費用ですが、どの結果を成功とみなすかは弁護士や依頼内容によっても異なります。
離婚弁護士 東京より引用
たとえ依頼した側が成功と思っていなくても費用を請求されることもあるので、事前に成功報酬の考え方や計算についてよく確認しておく必要があるでしょう。
▶️日当や実費について
最後に日当や実費についてです。
事務所と裁判所が遠方にある場合や出張が必要となる場合には、その活動のために別途支払う費用が日当です。
調停や訴訟を申し立てる際に必要となる手数料や収入印紙代など、実際に必要になる費用は実費と呼びます。
交通費や宿泊費が発生する場合もここに含まれるでしょう。
協議離婚を行う際の費用の相場としては、基本的には夫婦の話し合いにより財産分与や養育費、慰謝料なっていくことになるので、話し合いが夫婦でスムーズに進むのであれば、依頼することはないでしょう。
調停になった場合には一人で申し立てや話し合いをすることもできますが、依頼をした方がスムーズに事が進み話し合いを有利に進めることができます。
着手金や成功報酬の相場はそれぞれ20万円から30万円ほどで、ここに相談料や実費などを合わせて40万円から70万円ほどでしょう。
裁判にまで至った場合には調停の際の費用と裁判の際の費用を合計して70万円から110万円ほどとなります。
しかし離婚の可否だけではなく付随する争点を追加して争う場合には、さらに高額な費用がかかることでしょう。