KRHなど多くの会社が取り入れているくさび式足場
小規模な工事であればそれほど大した問題はなく作業を行えますが、二階以上の高さで工事を行う場合には足場が必要になります。
例えば二階建て住宅の工事や外壁塗装を行う際には足場が必要となりますが、頑丈なものでなければ作業員は安心して工事をすることはできないです。
質が良く頑丈な足場があってはじめて作業員は安心して作業を行うことができますが、事故を起こすことなく工事を完成させるためにも納得して利用することができる足場を選ぶことが大切です。
中でもくさび式足場は低層住宅から中層建築物まで幅広く対応しており、支柱ポケットにクサビ部分を差し込みハンマーで打ち込むだけの素早い組み立てが可能なので評判がよくKRH株式会社など多くの会社が取り入れています。
参考>>KRH 社長
大きさも色々あるのでその中から工事現場に合ったものを選ぶことができますし、部品も色々と用意してあるのでその中から自由に選ぶことができます。
よく二階建て住宅の工事をしている時に見かける足場の多くはくさび式足場ですが、濡れても滑る心配があまりないので雨にも強いということで重宝されています。
多くの場合工事は数週間から数ヶ月かけて行うのでその間に雨が降り足場が濡れてしまうと大変なことになりますが、そういった心配をしなくて済むので本当に助かります。
くさび式足場のタイプはキャッチャータイプとビケタイプ、三共タイプの3種類あるので、その中からどのタイプが良いか選ぶことになります。
キャッチャータイプは国内で使われている50%がこのタイプであると言われているほど多くの工事現場で使われていますが、支柱に付いているクサビポケット間の有効寸法は450mmです。
これにより一層のスパンが1800mmとなりますが、キャッチャータイプの利点は施工解体が早いことで価格面や納期面において手に入れやすくコストを重視している人にお勧めの足場です。
それほど大きなデメリットがない点も大きな特徴で、使いやすい上にリーズナブルな価格で簡単に手に入るので利用している会社が多いです。
3種類あるくさび式足場
ビケタイプは戸建て住宅のような低層足場の利用を重視して作られた足場で、施工後に揺れの少ない安全な足場が完成します。
外壁塗装などを行う際には安全性が特に重視されるので、揺れが少なく安心して作業を行うことができるということでビケタイプを選ぶ会社が沢山あります。
三共タイプは手すりやブラケットのクサビが鉄板の形状となっており、軽くて施工が早いことと材料の軽さ、扱いやすさがメリットとして挙げられます。
出来るだけ早く作業を行いたいと考えている会社にとっては非常にメリットのあるくさびで、扱いやすいので作業員にとっても助かります。
このようにくさび式足場には大きくわけて3種類の足場があるのでその中から工事現場の状況に合ったものを選ぶことができますが、どの足場を利用するか決まったらいよいよ組み立てに入ります。
足場の組立を行う場合には技能講習終了の者の中から作業主任者を指名することになりますが、命にかかわることなのでこれは当然のことと言えます。
作業主任者の指示に従って足場を組み立てることになりますが、その際には作業箇所を確認したり工具や保護具等を点検する必要があります。
作業の確認ポイント
作業箇所を確認する際には組立図を基にして敷地や地盤の状態、障害物などをチェックする必要がありますし、作業範囲を確認して部材の検収を行い不良品を取り除くことになります。
そして出窓や出入り口、霜除けや玄関、ひさしなどを事前に確認して、ヘルメットやハンマーなどを点検して不良品を取り除きます。
その後第一層目の組立作業に入りますが、ここでは足場部材の配置や脚部の固定などを行うことになり特に支柱の組立には十分に気を付ける必要があります。
それが終わったら第二層目の組立作業を行いますが、この時に注意すべきことは支柱の建て込みで支柱のジョイント部分は同一層内に集まらないように千鳥にすることが重要です。
またシート、パネル養生する場合には風荷重を考慮して、必要であれば支柱ジョイント時にロッピングを入れておく必要があります。
その次に下屋足場の組立作業を行うことになりますが、屋根の落下防止用、軒上手摺部分の取付けを行う際にはよく足元を見て作業を行うことが大切です。
特に屋根上での作業は柱を持ち上げて打ち込み部分で瓦を傷付けないように十分に注意しなければなりませんし、次の作業のために軒上近くの手摺2本を仮付けしておくことも重要です。
まとめ
控え柱や大筋かいの取り付けの際には単管パイプや打ち込み杭、自在クランプを用意する必要があり、マニュアルに則ってしっかりと固定することになります。
全て作業が終了した際には足場は全て撤去することになりますが、建物に破損箇所等がないかよく確認してから解体作業を行います。
このように足場の作業はとても大変で命にかかわることなので十分に注意する必要がありますが、その中でもくさび式足場は使いやすく頑丈なので人気があり利用している会社が沢山あります。