電気代がかかる家電とかかりにくい家電

電気代についての豆知識

電気代を考える際に家電をどうしていくかが重要です。
待機電力の問題や普段から使っているかどうかを含めて大きな影響を与えるのが家電です。

一方で特に調べることもなくイメージだけで家電を利用し、本当はそんなにかからないものを避けて、意外とかかるものを使っているということもあります。

ここで大事なことは正確に状況を知ることでより具体的な対策を立てられるということです。
間違った努力をすることでうんざりすることのないように、知るべきことは知り、そして対策を立てていくことが求められます。

もっとも電気代がかかるのはやはりエアコンです。
ただその費用は大きなバラつきが見られます。

それはエアコンがどのサイズを対象にしたものかで変わります。
当然ながら狭い部屋で使うようなものの方が安く抑えられ、広い部屋の方が高くなります。

しかし電気代を気にするあまり、広さに似つかわしくないものを購入することは部屋の室温をコントロールしきれず逆効果です。
エアコンを使う際はまず部屋の大きさにマッチしたものにすることが大事であり、そこから対策を立てていくことで削っていくことができます。

<夏場は扇風機やサーキュレーターを使う>

夏場には扇風機やサーキュレーターを使うのがおすすめです。
人間は風によって涼しさや寒さを感じ、風速1メートルにつき体感温度が1度下がります。
つまり設定温度を高くした状態でも風をうまく利用すればそれだけ体感温度は下げられるということです。

しかも強風である必要はなく、そよ風程度で十分に涼しい風を感じ取れます。
またこまめに設定温度を変えることが一見するといいように思いますがそんなことはありません。

むしろ自動運転のままにした方が色々と便利です。
これらのことを気をつけるだけでも快適に利用でき、電気代も節約できます。

<縦型の洗濯乾燥機はドラム式の2倍以上>

洗濯乾燥機は非常に便利な家電ですが、同じ洗濯乾燥機でもタイプによって電気代に明らかな違いがあることは実はそこまで知られていません。

主に縦型のものとドラム式がありますが、縦型の方がかなりの費用となり、ドラム式の2倍以上となっています。
値段にすると1万円程度の違いが生じ、現時点で買い替えを検討している人はぜひとも知っておくべき事実です。

洗濯に関しては若干縦型の方が安いですが、1回あたりのその差は非常に微々たるもので1円未満の差しかありませんが、乾燥まで行うと1回につき30円以上の違いがあるため、かなりの差であることがわかります。

乾燥機のついていないものにするのが一番ですが、共働き世帯にとっては乾燥機があった方が何かと便利です。
できるだけドラム式のものを利用することで費用を最小限に抑えることができる他、余裕がある時は洗濯だけにすることで費用を抑えられます。

コインランドリーなどに持っていくことを考えれば明らかに安いのは確かですが、1回につき30円の差が300日以上、そして複数回の選択をする場合にはさらなる差になります。
これらの事実を知ってから洗濯乾燥機を購入することが大事です。

<食器洗い乾燥機は冷蔵庫よりも電気代がかかる>

冷蔵庫はだいたい1万円程度の電気代が年間でかかりますが、食器洗い乾燥機は1万数千円程度になっており、実は冷蔵庫よりもかかっていることがわかります。
洗うために温水を使ったり色々と動かしたりする関係でそうした費用になるだけでなく、1日に何回も動かすためにそうした費用になりがちです。

共働き世帯にすれば家事の時間が節約されるために便利ですが、費用面のことを考えると節約をするのはこの部分です。
たまには自分の手で洗う日を設定し、子供が率先して皿洗いをして親子の会話を作り出していくこともおすすめです。

<テレビのコンセントを抜くのはあまり効果的ではない>

待機電力のためにテレビのコンセントを抜くケースが多いですが、実はそこまで待機電力があるわけではありません。
ブラウン管の頃は確かに待機電力として結構な電気が必要でしたが、今は液晶でありそこまでの電気は必要なくあまり削減の効果はないです。

むしろテレビの機能に様々な狂いが生じることもあるため、あまりおすすめしません。
しかも年間でかかるのは2000円程度と非常にリーズナブルであり、そこまでの労力をかける必要もないと言えます。

<まとめ>

炊飯器や掃除機なども年間にすれば2000円程度であり、さほどかからないのが実情です。
その一方で洗濯乾燥機やエアコン、冷蔵庫などは使用頻度が多いためになかなか削ることができません。
それでいて色々な設定ができる分、性能を落としてしまい最大限に利用できていないケースも見られます。

基本的には変に設定を変えないことが大事であり、普通に使うのが一番です。
あとは便利なものに頼りすぎないことも大事な要素です。

電力の安い夜間に集中的に使うなどやれることはたくさんあります。
これらのことを徹底することで光熱費はいくらでも削れる一方、無理なく続けられます。

長続きしないのは我慢をするようなやり方をしてしまうからです。
そうではなく、ちょっと努力するだけでできることを続けることが重要です。

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